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放射能問題

放射能問題 建物周辺部における放射性物質及び放射線量調査

放射能問題ページの写真
相談者:マンション管理組合土地所有者
場 所:愛知県内
原因者:東京電力等
被害者:マンション管理組合



1.相談内容

 愛知県内のマンション管理組合から屋上、ベランダ、玄関等の建物周辺部について放射線量を測定して欲しいとの相談があった。放射線量測定だけなら機器を購入すれば誰でもできるが、放射能測定の値の評価を含めて専門家に依頼を考えており。放射能測定を行った結果は、マンション住民が安心して暮らせるように専門家としてマンション管理組合の定例会で住民全員に報告して欲しいとのことであった。


2.状況

 80世帯が入居している10階建てのマンションであり、マンション周辺部には駐車場と植木が植えられている。東京都内のため東京電力由来の放射能で汚染されている可能性は少ないと思われるが、それ以外の医療品等による放射能も含めて一度測定したいとのことであった。要望の挙がっている測定場所は屋上、住居者ベランダ、廊下、玄関、駐車場、アプローチ及び植込土壌等である。


3.適応法令

 環境放射能モニタリング指針:原子力施設の周辺で実施される環境放射線モニタリングの技術の水準を向上させ、及び斉一化させるため、環境放射線モニタリングの計画、測定、結果の評価などを行うにあたっての基本的考え方を取りまとめたもので、平成20年3月の原子力安全委員会において決定された。放射能について環境基準等を定める法令は存在しない。


4.問題解決への道


 マンション住民からの要望の挙がっていた測定場所について測定を開始した。測定箇所は屋上、住居者ベランダ、廊下、玄関、駐車場、アプローチ及び植込土壌である。すべての測定箇所でバックグラウンドの放射線量に対して有意な差は認められず、放射性物質は存在しないと思われた。住民説明会では、様々な質問がなされ、ベクレルとシーベルトの違いについてや、健康被害についての質問が多かった。ベクレルからのシーベルトの換算式を紹介し、式の意味やWHOでの放射線量の閾値の考え方などを示し、住民の方には納得していただいた。


※その他の放射能測定情報についてはこちらをご覧下さい。